新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

声の正体は

夜明け時の真っ暗な森の中から、笛のような鳴き声のような音がする。ちょっと薄気味悪かった。それで、ちょっと違う気がするが鹿だと思うことにしていたが鳴き方やその間隔、声の方向などから移動しながら鳴いていると思うようになりとすればその速さから、鳥ではないかと閃いた。

ネットで調べその正体が明らかになった。横溝正史悪霊島で有名な「鵺の鳴く夜は恐ろしい」のヌエであった。暗がりで突然聞こえるその声は、やはり誰が聞いても恐ろしいのだろう。

トラツグミ。 写真を見れば可愛いというほどでもないがただの鳥である。これでもう薄気味悪いと思わなくて済む。

和田山にもまだ発見がある。

この鳥、夜からほんの少し過ぎたまだ暗い時分から鳴き出して、日の出少し前に鳴き止んでしまう。明るくなると鳴かないのか、それともビビっていると聞こえるのか

二の鳥居付近では、明るくなればもっと陽気な鳥たちがさえずり始めました。もうすぐ春。