新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

熊鈴

つけたことが無かった。それどころか山中でのにぎやかな音が気に入らなかった。しかしここ数年の熊との遭遇の多さに、嫌っていた熊鈴を最近はつける事が多くなった。 それでもやはり人が遠くから近付いてくると、臆病な事がばれないように、そっと握って音が出ないようにすることもしばしば。

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この鈴は京都の飾り職人の友人からの頂き物で手作りである。本来は魔よけである。 頂いた当初は金色に光っていたが、時と共に黒ずんで風情が出てきた。飾り物にしてあったが、山に持っていくならこれが良い。 その友人とは温泉に入ったことはあるがなぜか一緒に登った事がない。 鈴をつけての登山は、友人と一緒のような気がするし、友人を知れば、それだけで熊が逃げそうだと思えるとても心強い鈴なのです。 この鈴を作ってくれた友人の愛称をつけて「熊蔵鈴」と呼んでいる。