新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

ヨーレイカのテント評価

2015年8月15日

ヨーレイカのテントEBU375・Midori Solo【ミドリ ソロ】 畳んだところ P8162900.JPG

全体 01.JPG

前室 02.JPG

前室先端の棒入り特殊構造 03.JPG

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通気口 04.JPG

内部(メッシュとフライの離れはまずまず) 05.JPG

天井(小物袋は外してあるが付属していてフック掛けできる) 06.JPG

たたみサイズが大きい、やや重い、ポリエステル繊維なのでややごわごわ感があるなど欠点があるが、使用性では特に問題となる部分はないと判断した。ただし、無風時ではフライに結露してしまい、シングルウオールテントと同じ結果となったのは残念。ただしフライなので露を払いやすい。強風時ではフライの下が空いているので風にあおられやすいだろう。この結露と耐風についてはほかの夏天も同様と想像する。 問題ない用途としては自転車、バイクのツーリング。 ただし夏山は装備も少なく軽いのでこの程度の大きさと重さは問題にならないので、価格の面では大変魅力的。通常初めて買うものは色々と後悔・反省・自身のスタイルとのずれがつきものなので必ず次がほしくなる。そのような方には大変おすすめの一品。 使った感想を以下に。

蓮華温泉テントサイトでの使用(快適) 芝地なので付属のアルミ棒ペグがよく効き、設営に問題なし、約7分で張れた。一晩中微風が吹いていたためか結露はなかった(夏天購入の最重要課題クリア)。微風がテント内に入ってくるので一晩中風を感じた(シュラフ不使用、カバーのみ)。フライの前室が広くて良いが、締め切り端が遠すぎ、テント内から手が届かない。畳む際フライ前室先端のアルミ棒が邪魔かと思ったが、問題なかった。 白馬大池テントサイト 砂利地でペグが使えない(打ち込むと曲がる)、大きな石がないので袋に小石を詰めて重り袋として、前後のみ綱を張った。夕方霧が出る。霧がテント内に入ってくる。フライの下に隙間があり、テント本体がメッシュなので風は通り放題となる。この構造のテントに共通と思われる。夜半に快晴無風となる。朝方目覚めるとフライの内貼りは結露がびっしり、フライ外側は露でびっしょりであった。 ペグについて ネットで大変評判の悪いペグだが、いままでほとんどペグを使ったことがないのでさほど気にならない。ただしフライが風に弱そうなのでフライの張り綱はしっかり固定したい。多くのテントサイトは石が転がっていて、それを使う。困るのは砂や砂利地で石がない場合。土嚢で固定することをお勧め。袋が小さいと滑って移動するので半端なものではだめで、土嚢袋がよさそうだ。 カタログスペック ●3シーズンテント ●1人用 ●フロアサイズ=約225×80cm、最高部サイズ=約90cm ●収納サイズ=約40×13cm、質量=約1.7kg ●フライ素材=75D 190T ポリエステル 耐水圧1,800mm ●インナーテント素材=75D 190T ポリエステル ●フロア素材=75D 190T ポリエステル 耐水圧1,800mm ●メッシュ素材=40Dポリエステル ●ポール素材=アルミニウム8.5mm、PRC ★重量実測値:テント、フライ、ポール、ペグで2㎏