2024年4月18日 曇り
味噌を仕込んだ日の午後、空き時間を利用してロープウエイを2本乗り継いで山頂駅から熊野岳を目指した。
この時期に麓までは何度か来ているが、今年は雪が少なく下のゲレンデには雪が全くない。その割には桜の開花は遅く、ようやくコブシが咲き始めたところだった。
蔵王ロープウエイ山麓駅から貸し切りで7分、樹氷高原駅に着いて降りようとすると、扉を開ける係の人から、山頂線は本日休業していると告げられる。動揺した。
山頂駅から稜線伝いに行けば簡単と思っていたので、樹氷駅から登りのルートは検討していなかった。取り付きが分からない。10分ほど迷走したのちロープウエイ下を樹氷高原駅まで登る事にして出発する。積雪は1mほどあるがザラメ状で柔らかく、落とし穴以外は潜らず、スリーシーズン靴でもキックステップが利く。
ロープウエイの鉄塔を2本過ぎると谷越えとなったので、下る事を避けて高い方を目指して直接地蔵岳に登ることにした。
今年は雪が少ない。木々はもうすぐ芽吹きそう(連休ぐらいが良いそうです)
仕方なく山頂線のロープウエイ下から歩く事に
オオシラビソの森、高い方に進む
斜度が増すあたりから枯れ木の森に
山頂近くの雪は融けていて藪が出ていた
上陸しやすそうな場所から
藪の向こうに山頂表示の柱が見えた
藪をかき分け地蔵岳山頂に到着、背景は熊野岳方面の稜線。ぬかるみがち
山頂駅はすぐそこに。本来はあそこまでロープウエイで来るはずだった。山頂駅からはたくさんの踏み跡があった。スキーヤーのものだろうか
ログ
樹氷高原駅(13:10/13:20)-地蔵岳14:40-樹氷高原駅15:20
樹氷高原駅から下山路に考えていたワサ小屋跡を直接目指そうと考えたが、とりつきが分からない。また一部がトラバースルートとなっているので、濃い樹林帯では方向が分かりにくくルートミスもしやすいと考え、出発点から一番高い地蔵岳を目指した。見上げた山頂ははるか遠くに思えたので、15時までに行ける所までと決めて出発。思ったより順調に進み1時間20分で到着。地蔵岳から見える熊野岳までの稜線はほぼ平坦だが雪が融けてぬかるんで楽しくなさそうな道だった。当初計画では熊野岳にいる時間なので地蔵岳から往路を下る事にした。たった2時間の雪山散歩だったが、それなりに楽しかった。ただ黄砂で飯豊連峰が見えなかったのは残念。