2013年5月1日(2013年4月29日の記録)
西黒尾根は取り付きから残雪、中間部で夏道が出ている。鎖場にも雪が付いているが鎖は出ている。 鎖場より上部は新雪のおかげでルートを選べばほとんどアイゼンは不要であるが、風で飛ばされザラメ雪が出ているクラスト斜面をアイゼンで上がった方が早い。気持ちの良い尾根だ。 オキの耳より先はトレースがなく、吹き溜まりが多くてラッセルが少しきつい。茂倉岳の登りはヤブ漕ぎと新雪で足場が悪く時間がかかる。思えばもっと左の笹原の雪原を上がった方が楽かもしれない。 茂倉新道は結構痩せ尾根で、両側が急斜面。緊張するが夏でも見晴らしがよい尾根。新緑時期もきっと楽しいだろう。小屋にはトイレもあるそうだ。 多量の新雪がすっかり化粧直しをして、真っ白な春山だった。
鎖場上からの朝焼けの谷川岳
一ノ倉岳への稜線に張り出した新雪の雪庇