40年ぶりの長雨

2017年8月19日

あっという間にひと月が過ぎた。

雲海で存在感を増す前山

普段はまったく存在感のない尾根の一部

今年は空梅雨明け宣言後に梅雨のような空模様となり、8月に入ってもずっと雨が続いているが山に行けない夏なので気にならない。しかし40年ぶりと聞いて、40年前の記録的な夏の長雨を思い出した。なぜなら独学で沢を始めて間もないころで、前年に履き方もわからないまま草鞋を履いて間ノ岳に突き上げる荒川の細沢を遡行し、今度は荒川本谷から農鳥岳を目指し、鷲ノ住山下降点から入山したその年で、本谷の左俣を間違えて遡行し、雨の中濃密な藪と岩壁に追い返され、本谷をとぼとぼと引き返した苦い思があるからだ。　今だったらあの岩壁を突破できるかもしれないなどと思いつつ。