新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

新型コロナに感染した その四 外出自粛明け判断

2023年8月7日 発症5日目

朝の状況

体温36.6℃、パルスオキシメータ―は97%、脈拍57bpm 症状は背中と胸が痛い&のどの違和感となりました。体温・脈・酸素飽和度、喉は快方に向かっているというかほぼ日常に近い。背中とおなかの筋肉痛は後遺症なので自粛判断には含まれないので、このままいけば明日から自粛しなくてよい。ただし感染力はまだあるので、外出時にはマスクをすることが推奨されている。(筋肉痛と書いたが、筋肉を動かしてもさほど痛まないので、筋肉ではなく、皮の部分ではないかと疑っている)

 

夕方の状況

体温36.8℃、パルスオキシメータ―は98%、脈拍60bpm  背中と胸は一日中痛く、頭皮も逆なですると痛い。午後から予兆なく時々針でつつかれるような強烈な短パルス痛も現れた。どの痛みも終息する兆候がない。今夜も辛そうだ。のどの痛みはなくなったが、鼻腔内や喉の奥に残党が立てこもっていて、執拗な抵抗をしている模様。これが鎮圧できないと全快はなさそうだ。この痛みがすべて消滅しないと日常生活が困難だ。コロナは本当に厄介な疾病だ。分類はインフルエンザ同等だが、コロナの方がはるかに悪く、五類に「極悪」という分類を設けてほしい

 

自粛要請が5日間(症状があれば、なくなった翌日まで延長)なのは、ウイルスの感染力を測定する手法でのウイルス力価(感染力)検出限界が、5日目あたりにある事が根拠になっている。「測定できない=感染力がない」訳ではない事に注意が必要だ。ここで見切るのが欧米人のすごい所、日本人の多くはほぼ100%感染しない事を目指すだろう、民族性の違いだろうか。

この5日に決めた経過を見ると、二つの理由が書いてある【Yahoo!ニュース】
1.ウイルス力価の検出限界
2.国際水準に合わせる
異論があるわけではないが、一つ文句を言えば、このような基準は欧米の顔色を見る癖に、欧米が開発して安全性が確認された新薬に対して、人種差などを持ち出して、承認申請を年単位で遅らせているのが日本の厚労省だ。これは国内の患者より企業を優先させている。よく言えば国を守っているともいえるが、そのため患者を見捨てているともいえる。また国内でも学閥の力学が働いて純粋な科学的・医学的議論が阻害されるといった事もあるといううわさがあるが、本当ならばこちらは言語道断だ。

ウイルス力価とは

 試料中に含まれる感染性をもつウイルス量のこと。定量法には実験動物や培養細胞などを用いた様々な手法があり、定量法によって、一般的には「TCID50(50%培養細胞感染価)」「ID50(50%感染量)」「PFU(plaque-forming unit)」などの単位で表される。 【農林水産省HP】

TCID50法とプラーク

TCID50法とプラーク法は,ウイルスに感染すると細胞の形状が変化する現象(細胞変性)を利用したウイルス量の測定法です。なお,ウイルス1個が感染を生じさせるとは限らないので,得られた数値は「ウイルス粒子数」ではなく,正確には「感染価」と呼びます。 一定量のウイルスを含むウイルス液に感染した細胞は,細胞変性を起こします。このウイルス液を希釈し,ある一定以上薄くなると,接種しても細胞変性は起こらなくなります。そこで,細胞を試験管のようなもので何本も培養しておき,ウイルス液を順番に希釈して接種し,ちょうど半分の試験管の細胞が感染する濃度を指してTCID50と呼びます【日本食品分析センター】

感染力については

国立感染症研究所のデータによれば感染力のあるウイルスを排出する患者の割合は、症状が続いている患者も含め、発症日を0日目として8日目(7日間経過後)で15%程度、11日目(10日間経過後)では4%程度となります。【神戸市HP】

ウイルスが検出された人の割合は1日目96.3%、5日目46.5%、8日目16%、10日目6.2%、11日目3.6%、14日目0.6%【NHK 2022/9/8 一部抜粋】という事になっているらしい。

まとめ

罹患者がウイルスを放出する可能性のある期間は、発症前2日から発症後14日間で、その患者によって異なっている。定量法のウイルス力価の検出限界が発症後5日~6日なので、検出できないものは無視した欧米に追従した。でも感染させないわけではないのでそれを心配した厚労省はマスクの着用を推奨している。