2024年11月13日 15℃
膝の調子が改善してきたので、膝にやさしいルートを探した。以前から行ってみたいと思っていた高水三山なら標高700m前後で歩行4時間ぐらい、急登もほとんどなく奥多摩入門ルート。1日を費やすのはもったいないと思っていたが、自転車と組み合わせるとちょうどよい。
ルートは御嶽駅から登って軍畑に下る。理由は御嶽駅には駐輪場があるから。
歩いてみると初めてなのにホーム感がある登山道、日和田山から物見山の道に似ていた。杉の人工林主体だが山頂付近に落葉樹があり見事に紅葉していた。
夜明け前の御嶽駅、駅舎の明かりに風情
稜線に出たところで朝日がさして
しめ縄の先に青渭(あおい)の井があった。社に柄杓があるが湧水は枯れている。眞名井、眞名井神社とも呼ばれるらしい
杉の木立の間から紅葉のこもれびが差し込む
惣岳山山頂に青渭(あおい)神社 奥宮
突然開けた、尾根の紅葉にスポットライト。後ろは高水山
次に目指す岩茸石山
日の当たる稜線、腕前の関係で色が再現できていないのが残念
岩茸石山山頂、小さな祠がある
高水山、たまには自撮り。赤いのはカメラ入れのウエストポーチ。かっこ悪いが実用的
本物はもっときれい
常福院の不動堂、青梅観光ガイドには「高水山龍学寺と号し真言宗安楽寺の末寺」
境内から門をみればまばゆい紅葉
高水三山は修験の山だろうと思う。登山道は広くてよく踏まれて広い。ルート近くに「覗き」が出来そうな岩の崖がある。慈恩寺と常福院はいずれも真言宗である。不動明王は修験の本尊でもある(真言宗では大日如来の使者)
明治の「修験道禁止令」「修験宗廃止令」により修験者は廃業か密教系(真言宗、天台宗)の寺院に所属したか神社の神官になった。修験の文化が政治によって破壊されたのは残念なことだと思う。そんな道を今はハイカーが歩いている。
青渭神社は青梅と稲城市(多摩川沿い)と深大寺の3か所にある。3か所しかない不思議な神社。祭っているのは水神。明治期の神社合祀によりたくさんの神社が無理やりまとめられたので、祭る神がたくさんいるのはそのためか。もとは惣岳山山頂にたくさんの施設があったらしいが焼失。麓の里宮は明治期に建立したものだそうだ。