新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

日和田山の山桜が満開 2024

2024年4月2日 曇り

日和田の山桜、もう満開に近かった。

雑木林の山桜を眺めるのは難しい。離れると雑木の枝が邪魔で花が見えない。樹幹を見上げれば見えるけれど、空と同化して綺麗な姿で見ることができないうえに、雑木たちとの生存競争をかけ、光を求めて上に伸びるので花も遠い。

目で見た光景を脳が補正をかけて合成画像を感じているのかもしれない。今までは地面に散り落ちた花びらを眺めるのがせいぜいだったが、今年はナラ枯れ対策のためか雑木をかなり間引きしたので全体がよく見える。

前山の桜の大木を見上げるIMG_3133足元にはスミレ(種類は同定できない)IMG_3136モミジの葉が真っ先に開いたIMG_3138

山頂の山桜、葉もきれい

下って、西展望台から見下ろす山桜IMG_3142

西展望台から見た神社への巻き道分岐近くの山桜IMG_3144

二の鳥居下からの巾着田男坂途中の山桜IMG_3146

雑木が取り払われて全体が見えた。巾着田から見えた山桜だろうかIMG_3152

和田山には山桜がたくさんある。ソメイヨシノと比べると花数が少なく、葉も同時に出てくるので華やかさではとてもかなわないが、質素で可憐な感じに好感が持てる。山桜は最近では幹が菌にむしばまれているものが目立ち始めている。白いキノコが生えてやがて枯れる。多峯主山近辺ではかなりやられていて奥武蔵全体に広がりつつあるようだ。日和田山の一部にも入り込んでいてすでに何本かは切られている。この先が心配。日和田山の山桜と新緑は年間を通して一番のお楽しみだから。

 

いつもの通りかわせみ街道から清流線を高指山まで登り、日向集落に下って登山口に行ったが、高麗の里や聖天院の桜は巾着田よりも少し早く、そろそろ見頃になりそうだ。派手過ぎてあまり好きになれないがミツバツツジも咲き始めている。