3013年7月10日
車窓から、道端にぼろい家、草原の遠くに立派な家、貧富差が激しいことが想像できる
ほとんど家のない道路端に物売りのインディオ
内乱が有ったせいか、町の家々の塀は高く、玄関には鉄格子がかかっている。区画を示すものではなく本気で進入者を拒んでいる。というか、越えることを諦めさせるような作りだ。バス停も出発のときだけゲートを開く。バスに荷を預け、一旦バスに乗ると数メートル先の待合室のトイレに行くといっても乗り口に居る添乗員が絶対に降さない、これもテロ対策と思われた。今はさほど危険ではないはずなのに。事実今まで危ない目にあっていない。
快適なカマシートでうたた寝をしながらぼんやり車窓を眺めながらリマに向かう。リマに近付くほど砂漠のような景色に変わってゆく。その褐色の砂漠には黄色や赤や黒のとうもろこしや唐辛子が、まるで桜草公園のように広く干してある。
リマ市内には夕方着いた。通勤ラッシュは相当なものだ。市民の足のバスはすし詰め状態。サラリーマンは何処でも辛いのだ。