新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

ワラス-ロドリーゴの招待

2013年7月9日

ギャラクシアの屋上から高度順化で登った山を眺め、牛の糞臭いテントを干した。 P7101226ギャラクシアの屋上から.JPG

モトタクシー GEDC0994モトタクシー.jpg

店の中から、他の客にお構いなく左のTVでビデオを鑑賞 P7101252ガイドの店の中から.JPG

ジャガイモとアボカド(食べかけですが) P7101253ジャガイモとアボカド.JPG

ピスコサワー(マックスが調理場でつくってきた) P7101254お酒.JPG

クイ完食(辛い味噌ダレ、かたい皮、前足つき)-クイとは天竺ねずみ、モルモットのこと。 P7101255モルモット.JPG

ロドリーゴ、サカリアス、おっさん、マックス P7101256会食の仲間.JPG

昨日の晩からリマに行って留守のはずのロドリーゴから昼食の招待を受けた。50才を過ぎたロドリーゴは、ガイドが出来なくなった後のことを考えてのことだろうか。

昼食の前に宿をトゥミ(TUMI)へ移動した。ワラスでは高級な部類で、民宿ホテル風なギャラクシアとは違い料金もそれなりで都会風なホテルだ。

ギャラクシアではおばあさんと嫁さんと孫風な3人に、洗濯物のアイロン掛けをしていたセニョーラしか見かけなかった。屋上には元は立派な展望食堂が有ったがご亭主が亡くなってから(と想像しているのだが)は営業をしていない。内装やインテリアは芸術家風なご亭主の趣味であり、それを何とか守っているような感じがした。お湯のシャワーと洗濯場がある機能は申し分ないし、何泊もすると情が移る。

出発に際して、TUMIに移るとは言い出しにくく、つい食事をしてからリマに戻るのだと嘘をついた。 TUMIへは歩いてもいける距離だが何せ荷が重いので乗ってみたかったモトタクシーを拾って玄関を出ると、ばあちゃんが見送りに出てきて、モトタクシーの運ちゃんや私たちににしきりに「Donde(何処)」・「Donde」と強く問いかける。観光客である私たちが料金を騙し取られないように確認しているのだと想像しているが、TUMIまでとは言えず分からないふりをしてモトタクシーに乗り込み、ばあちゃんと両手で握手をして分かれたが、とても心が痛んだし、自分の嘘の浅はかさを知らさせた。格が違う宿であってもギャラクシアには暖かさや、居ないはずの爺さんの存在が今だに感じられ、それを守るばあさんが居て、とてもいい宿だったから、堂々とTUMIに移動するのだといえばよかった。それができなかったのは自分が勝手に格付けしギャラクシアを劣ると決め付けていたからだ、と後で思い至った。

TUMIは想像通りエレベータもレストランもある近代的な設備と教育されたスタッフがいるホテルだった。

食事前にリマまでのバスチケットを予約しに出掛けた。バス停の近くで偶然ロドリーゴに出会う。レストランはバス停のそばだった。来たときs/.80だったが、s/.60でカマシートが予約できた。

その後市場で花を買ってレストランに行った。 レストランにはロドリーゴとサカリアス、マックスが居た。もう一人ガイド仲間か山行前に一度合った人も一緒だった。食事をしながら店のテレビにDVDを繋いで前にガイドした日本人のトレッキングの映像を見せてもらった。今回私たちも撮られていたので次回の客に披露されるのだろうか。 食事も酒も美味しかった。あまり言葉が通じないが楽しかった。 サカリアスがメールアドレスを示し写真を送る約束をした。 ロドリーゴからはサイン入りの自身の写ったポスターをもらった。 山行中被っていたつばの広い帽子にロドリーゴ、サカリアス、マックスのサインをもらった。