新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

蓮華温泉から朝日岳・雪倉岳を経て白馬大池

2015年8月9日 晴れ

白馬から憧れの白馬大池に変更。裏目に出た長い一日。

登山口から木道が続く 01登山口.JPG

鉱山道分岐点 011鉱山道分岐点.JPG

兵馬の平の分岐点 02平馬の平分岐.JPG

瀬戸川の橋、以前はワイヤーに板が吊ってあり、またがってツルベ式にロープを手繰って渡った。 03瀬戸川の橋.JPG

ひょうたん池 朝焼けの稜線が映る 04瓢箪池.JPG

白高知沢の橋、以前は上下にワイヤーがあり靴底をひっかけ、手足をスライドさせて渡った。 05白高地沢の橋.JPG

白高知沢の橋を渡ったところに絶好の素麺場、朝食をとる。ここまで温泉からほぼ下り。 06白高知沢で.JPG

見晴らしがよい草原。木道の階段が見た目以上にきつい。 06五輪高原入口の急登.JPG

五輪高原の三角点で一息、気持ちの良い草原・お花畑が続く。 07五輪高原三角点.JPG

五輪高原上部から振り返る。小高いところが三角点、真ん中辺に水場がある。 08五輪高原振り返り.JPG

栂海(つがみ)新道分岐、右に行けば日本海の親不知の海岸にでる。 09栂海新道分岐.JPG

朝日岳、展望が良い 10朝日岳.JPG

小屋には寄らず雪倉を目指す。赤男山の湿原が眼下に見える。 11朝日岳付近から雪倉方面、赤男山の湿原が見える.JPG

赤男山湿原にはなんと水芭蕉が咲いていた。 12赤男山湿原の水芭蕉.JPG

ツバメ岩(越沢バットレスのようなスラブルートが) 13燕岩.JPG

長い雪倉岳の登りから朝日岳を振り返る。ツバメ岩、五輪高原も見える。 14雪倉岳の登りから見返り.JPG

雪倉岳の頂が近くなってきた。 15左ピークが雪倉岳.JPG

雪倉岳山頂の石板は地味な存在感。 16雪倉岳.JPG

雪倉岳から望む白馬方面、稜線の雰囲気ががらりと変わる。 17雪倉から白馬方面.JPG

雪倉岳避難小屋がいい雰囲気で建っている。 18雪倉岳避難小屋.JPG

鉱山道分岐付近から振り返った雪倉岳雪倉岳鞍部までが花の山道。 19雪倉岳見返り.JPG

三国境から白馬大池に至る小蓮華岳の稜線、結構長く緩い登り。 20三国境から小蓮華岳.JPG

蓮華岳稜線から振り返ると白馬岳、ピークにたくさんの人がいる。 21小蓮華稜線から白馬岳.JPG

蓮華岳頂上から白馬大池が見えだす。ここからも結構長い。 22小蓮華岳に登ると見える白馬大池.JPG

立山縦走を蓮華温泉から今回と同じルートで入ったのは40年以上前、初めての幕営縦走。懐かしのルートだが、かすかに残る記憶の兵馬の平は真っ暗で、川は立派すぎる橋が架かっていた。結果新鮮な縦走になった。コースは残雪に映えるお花畑が印象的だ。五輪高原と赤男山湿原は遠望もよく歩いて楽しいし、朝日岳周辺は残雪豊富で花畑に囲まれたおいしい水場が随所にある癒しのルートだ。難点は朝日岳小屋は蓮華温泉から近すぎ、次の白馬岳や白馬大池は遠すぎる事。絶好の場所にある雪倉岳避難小屋は緊急用かつ幕営禁止となっているのだ。

のんびり歩き、疲れたら朝日岳小屋幕営と思っていたが、つい足が勝手に早まり白馬大池まで行くことになった。三国境は15時を過ぎていたがまだ数パーティーが白馬岳を目指して登ってくる。小蓮華岳ではもう16時だというのに単独の男性が登ってくる。非常識な登山者だと思ったらなんとパトロール。この時間にここにいるあなたは山の常識外れだから、計画を見直したほうが良い(考え方を改めろという意味)と説教をされてしまった。弁解の余地はない。2時に出るところを暗い山道歩きが嫌で4時少し前までぐずぐずしていた結果だ(明るいうちにつけばいいさと考えていた)。

そして憧れの白馬大池のテントサイトについてみれば満杯で、やっと見つけたスペースは小屋の発電機とトイレが並んだ真ん前。発電機の音がうるさく、夜中もトイレ通いの登山客の足音が絶えることはなく最悪の幕営となった。テントから湖面を眺めビールを飲む夢は潰えた。もっともへとへとで、ビールを飲んで食事もせずにへたれこんでしまったのでそんな余裕はなかったのだけれど。(お弁当、雨具、ヘッデンもって鉱山道を下って蓮華温泉に戻る日帰りルートがいいとこどりでお勧めだ)