2015年8月9日 晴れ
瀬戸川の橋、以前はワイヤーに板が吊ってあり、またがってツルベ式にロープを手繰って渡った。
白高知沢の橋、以前は上下にワイヤーがあり靴底をひっかけ、手足をスライドさせて渡った。
白高知沢の橋を渡ったところに絶好の素麺場、朝食をとる。ここまで温泉からほぼ下り。
五輪高原上部から振り返る。小高いところが三角点、真ん中辺に水場がある。
栂海(つがみ)新道分岐、右に行けば日本海の親不知の海岸にでる。
朝日岳、展望が良い
赤男山湿原にはなんと水芭蕉が咲いていた。
ツバメ岩(越沢バットレスのようなスラブルートが)
長い雪倉岳の登りから朝日岳を振り返る。ツバメ岩、五輪高原も見える。
雪倉岳の頂が近くなってきた。
雪倉岳山頂の石板は地味な存在感。
雪倉岳から望む白馬方面、稜線の雰囲気ががらりと変わる。
雪倉岳避難小屋がいい雰囲気で建っている。
鉱山道分岐付近から振り返った雪倉岳、雪倉岳鞍部までが花の山道。
小蓮華岳稜線から振り返ると白馬岳、ピークにたくさんの人がいる。
後立山縦走を蓮華温泉から今回と同じルートで入ったのは40年以上前、初めての幕営縦走。懐かしのルートだが、かすかに残る記憶の兵馬の平は真っ暗で、川は立派すぎる橋が架かっていた。結果新鮮な縦走になった。コースは残雪に映えるお花畑が印象的だ。五輪高原と赤男山湿原は遠望もよく歩いて楽しいし、朝日岳周辺は残雪豊富で花畑に囲まれたおいしい水場が随所にある癒しのルートだ。難点は朝日岳小屋は蓮華温泉から近すぎ、次の白馬岳や白馬大池は遠すぎる事。絶好の場所にある雪倉岳避難小屋は緊急用かつ幕営禁止となっているのだ。
のんびり歩き、疲れたら朝日岳小屋幕営と思っていたが、つい足が勝手に早まり白馬大池まで行くことになった。三国境は15時を過ぎていたがまだ数パーティーが白馬岳を目指して登ってくる。小蓮華岳ではもう16時だというのに単独の男性が登ってくる。非常識な登山者だと思ったらなんとパトロール。この時間にここにいるあなたは山の常識外れだから、計画を見直したほうが良い(考え方を改めろという意味)と説教をされてしまった。弁解の余地はない。2時に出るところを暗い山道歩きが嫌で4時少し前までぐずぐずしていた結果だ(明るいうちにつけばいいさと考えていた)。
そして憧れの白馬大池のテントサイトについてみれば満杯で、やっと見つけたスペースは小屋の発電機とトイレが並んだ真ん前。発電機の音がうるさく、夜中もトイレ通いの登山客の足音が絶えることはなく最悪の幕営となった。テントから湖面を眺めビールを飲む夢は潰えた。もっともへとへとで、ビールを飲んで食事もせずにへたれこんでしまったのでそんな余裕はなかったのだけれど。(お弁当、雨具、ヘッデンもって鉱山道を下って蓮華温泉に戻る日帰りルートがいいとこどりでお勧めだ)