新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

東吾野の岩場(登攀禁止)と天文岩&まさかのダニ

2021年9月27日 曇り

新たなトレーニングコースを探して北向き地蔵の先まで行ってみた。天文岩の手前から寅秀経由で299号に下る道から戻る。天文岩の少し先に、今はもう登れない(禁止されている)東吾野の岩場があるので、懐かしくなり寄ってみた。

鎌北湖は水をため始めていた P9278338.JPG

東吾野の岩場のトップは林道わきにある高さ2mほどの岩P9278339.JPG かつては立派なアンカーがあったが、地主により撤去された。いまだに禁止を無視して利用されるのか、登りにくいように切り枝や丸太で塞いである。

かつてはつるっとした綺麗な岩だったが、木や草や苔が生えている。 P9278343.JPG

岩場基部に下る道があったが、藪になりかけている。基部のテラスも草だらけP9278344.JPG

これが本当の天文岩P9278347.JPG 実は先ほどの岩場を長い間天文岩だと思っていて、ここは高山不動尊の一部だと思っていたが、よく見ればこれが天文岩(江戸時代、飯能出身の天文学者の研究所らしい)だった。

岩の真ん中の割れ目に奥に続く通路がある(柵があり入れない) P9278348.JPG奥に小部屋(研究室)があるらしい

天文岩をよく見ると

P9278351.JPG 岩のひび割れをセメントと岩で固めて補修したのか、それとも何かの霊的な装飾かわからないが、縦に岩がはめ込んである。ホールアンカーが何本か打ってあるが登山用の物ではない

岩の脇にある天文霊社(霊験あらたかな神社)にお参り P9278350.JPG

天文岩近くから寅秀に下る林道は自転車走行には不向きP9278353.JPG 勾配がきつい事もあるがコンクリートの舗装面や、一定間隔で入っている幅10cmほどある深い目地はクロスバイクでも乗ったままでは超えにくい

ログ 距離:27km  時間:1:48  獲得標高:586m  地図.jpg このコースは、段差のある林道の他、国道299号線武蔵横手まで走らなければならず危険を感じる。トレーニングコースとしては不採用(武蔵横手からは脇道がある)

トイレに行ったら太腿にクモのような小さな虫が這っていた。捕まえてよく見るとダニだった。多分吾野の岩場の基部に下った時の薄い藪に居たのだろう。奥武蔵では道のない尾根をよく歩くので薄い藪を通ることなど普通だったが、ダニに出遭ったことはなかった。ここ一年ぐらいはイノシシに接近したり、シカ、カモシカなどに出遭っているので増えているのだろうと思うが、その影響かもしれない。

埼玉県でもいろんな自治体(秩父、飯能含む)がダニ媒介感染症についての注意をHPに掲載している。もう藪漕ぎ登山はできないな。