新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

奥武蔵物見山から東尾根経由宿谷の滝

2021年10月2日 快晴

和田山-物見山-(東尾根)-宿谷の滝-(宿谷川沿いの道)-ヤセオネ峠-物見山-日和田山 8km、2時間15分 累積標高差564m 久々に物見山から宿谷の滝への尾根に入ると、見違えるほどの良く踏まれた登山道になっていた。

東尾根に入ってすぐの岩場の北側にも立派な道ができていた PA028367.JPG (第一派生尾根で宿谷の小滝の少し上流に出る/尾根通しについた道なら/未確認)

その先の「69号」の分岐 PA028368.JPG 以前は宿谷の滝方向の直進に通行止めの枝が渡されていたが、普通の分岐になっていた。(右が詳細図で「物見山東尾根コース」)

道標 PA028371.JPG 宿谷の滝に向かってどんどん下ってゆくと、ちょっとした広場の2か所目に宿谷の滝を示す左に曲がる道標が付けられていた。なかなか立派な踏み跡になっている。滝上の公園に出る。分岐を直進すれば滝下に下りるが、数年前の台風で崩れたままになっていて、現在は急な薄藪になっている。(ちょっとした広場の1か所目を左に下ると、宿谷川の枝沢経由で滝上に出る)

台風の雨で水量が多く迫力ある宿谷の滝、 PA028379.JPG かつては修験道の滝行が行われていたということだ

宿谷川沿いの道を辿って物見山に戻る。この道、この界隈では一押し PA028380.JPG

小滝を過ぎると道幅が狭くなる。東山魁夷の「道」を思わせるPA028381.JPG

宿谷川を渡る所に石垣がある。PA028383.JPG これが何かネット検索では断定的なことが分からないが、宿谷氏か大河原氏が築いた見張り所なら鎌倉時代の物かもしれない。あるいは修験道関係の物なのかちょっと興味が湧く

ヤセオネ峠への急登 PA028384.JPG この先は物見山の西のヤセオネ峠まで急こう配の岩っぽい登りが続く(峠下で林道を渡る) 物見山から東に伸びる大きな尾根に、国土地理院地図では宿谷の滝と富士山(平沢富士山)の山道が掲載されている。2013年頃は、ほとんど踏まれていない山仕事の道だった。この尾根にはたくさんの派生尾根があり楽しめるエリアだが、2015年に「詳細図」が発行されてから入り込む人が増えたようで興味がそがれてしまっていた。 この詳細図を肯定的に考えると、地名や沢名が比較的詳細に掲載されているので、歴史的な記述から場所を特定する場合に役立つことがあるのではあるが。(否定的にとらえているが、気になって購入してしまった)