2013年7月3日
アルテソンコーチャ右岸の尾根道。 正面にアルテソンラフ、中ほどの岩盤には大滝がかかる。
来た道を振り返る。見た目はたいしたことがない登山道だが、体感は違った。
モレーンキャンプ。氷河地形で出来た広いU字溝状のひな壇に幕営。 正面はピスコ峠とワンドイ
モレーンキャンプまで 6時起床、7時朝食、8時出発。例によって私たちだけ早く出発。パロン湖上流のベースキャンプ地まではほぼ水平な昨日往復した道を、今度は自分の荷物を持って歩く。ベースキャンプ地はパロン湖に注ぐ川が何本も流れ潅木も生えている草原で広々している。
しばらく進み潅木が無くなるとビラミデへの分岐となり、アルテソンコーチャの右岸の尾根に上がる急坂となる。いつものことだが上り坂が高地にいることを教えてくれ、歩みは極端に遅くなる。
上りきれば再びほぼ水平道となり、遥か右下方にアルテソンコーチャ、左は30mくらい下を綺麗な沢が流れる。
再び上りに差し掛かるとカラツへの分岐となって、苦しい急登が始まる。ここを頑張るとモレーンキャンプに到着する。7時間、ガイドブックのほぼ2倍かかった事になる。この日が最悪だった。
モレーンキャンプに、他の隊は居なかった。アルテソンラフへは今年の一番乗りになる予定だった。