新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

カブトムシ 天然物

2020年8月24日 晴れ

小さな来客の接待にとカブトムシ観察と採取の冒険に出かけてきた。蚊を従えて蜘蛛の巣のベールをかぶって藪をかき分け秘密の場所に。

カナブンとコクワガタがいたがカブトは留守。P8247407.JPG 飛び立ってしまったが多くの場合スズメバチもいるので接近時注意。

ここには夏の終わりにカップルになり損ねたかわいそうな雄がぽつんと。P8247410.JPG 通常メスが沢山いてハーレム状態なのだが。天然物は以外に小型。

和田山の麓ではヤブランが咲いている  P8227404.JPG その昔、ノコギリクワガタは雑木林のちょっと奥には普通にいたが、このところ全くと言っていいほど森で出逢わない。平田クワガタなどは全く見かけない。そのうえ幹から樹液を出しているクヌギなどもあまり見かけない。樹液を出さないのは害虫にやられていないので木にとっては良いことだが、餌場がないことになる。何の根拠もないのだが、森の生態系のバランスがクワガタムシにとって悪くなっているのかもしれない。そういえば、下草や篠の藪、蜘蛛の巣などは子供のころの記憶にはあまりないので、比較的管理された雑木林だったのかもしれない。燃料としての雑木、肥料としての落ち葉が利用されなくなって久しく、里山の雑木が大木ばかりになってしまった事と関係があるのだろうか。