2020年11月11日 晴れ
渋柿を頂いたので干し柿にした
熱湯にくぐらせ結わえて干す 理想的には紐の両端にカキを結わえて逆U字に吊るすのが良い(紐がカキに触れない)が、手間なので片側5個、計10個を1本の紐に吊るす。カキは縛りやすいように枝が「T」字に残されているが、まれに枝が欠けて「I」字の物がある。これを結わえるのに「インクノット」が有効。こんなところで山のロープワークが役に立つ。
皮の剥き方はいろいろあるが、頭からくるくる回しながら円周方向に剥いてゆく。幅狭く剥のは非効率だが薄く剥けるからだ。回ってくる凹凸に追従できるようカキの表面を注視する。飽きっぽいので辛い作業だが、カキの色や形が心地よい事に気が付いてからは楽しくなった。
カラッと晴れて乾燥した日が続きそうなのでおいしい干し柿になりそうだ。123個
2020年11月16日追記
今回は連日天気に恵まれてよい仕上がりだ。5日でこの状態。 渋は抜けて甘くなったが、食後微量の渋さが口内に残る感じで、食感は真ん中の本来種がある部分はつるっとしまった感触、その周囲はとろっと溶けるような感触。揉んでさらに干せば本来の干し柿となるが、この状態独特の食感も捨てがたく、変化を楽しみながら食べてゆく。これが自分で作る楽しみ。最近ネットで干し柿用の渋柿が販売されているので手軽に作れる。