新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

日和田山周辺の熊目撃情報のまとめ

2020年12月11日 晴れ

腱板の調子が良いので久々の日和田山に。あれ以来熊の目撃は無く、日和田山登山口の熊注意の表示も撤去されていた。

落ち葉が増えた。これに露や霜が加わるとますますスリップ注意PC117729.JPG

和田山はどこを見てもライトアップの紅葉(自分のヘッドランプで)PC117730.JPG

夜明けがますます遅くなり月と星が綺麗になったPC117732.JPG

 

和田山周辺で今年急に熊の目撃情報が増えたことが気になり、熊の目撃情報をまとめてみた。日和田山を中心とした南側と西側の西武鉄道沿いが飯能エリア、日和田山の北側と、西武鉄道北側の尾根(秩父から日和田山に続く尾根)の北側が毛呂山町越生町になっている。

飯能市はマップを作成している。飯能市HPから転載

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数が少ないから、日高市毛呂山町越生町は熊専用の情報は無くどちらかといえばイノシシがメイン。

和田山周辺は里が近く、もともと熊などいなかった。ではどこからか。熊の多い飯能市奥多摩と山がつながっている。目撃情報マップから西武線高麗川を超えることが殆ど無い(高麗川沿いに国道299、西部秩父線が通り、町が形成されている)。毛呂山町越生町の目撃情報は秩父の丸山から物見山、日和田山までの一本の尾根近辺であり、その尾根は正丸トンネルができたことにより、奥秩父から地続きのようになった(奥秩父奥多摩は山でつながっている)。ここを熊が回り込んできたのではないかと思っている。(トンネルの開通は約40年前)熊の生息エリアの広さは30~70平方キロメートル、円換算で直径6km~10kmほどなので、目撃の多い黒山三滝、顔振峠、物見山と日和田山は熊の70平方キロメートル圏内となる。たまたま迷い込んできたのか、物見山周辺からさらに日和田山周辺に生息域を広げてきたのか、今後の目撃情報ではっきりしそうだ。

和田山周辺の熊目撃情報をプロットした(洩れが多々あると思いますので参考程度に)

和田山周辺の地方紙や広報、地元の方の証言による目撃マップ熊プロット日和田山」.jpg

① 2014年11月22日 PM大字高麗本郷の安州寺付近の山中

② 2016年10月13日 20:30ころ、飯能市大字小岩井地内

③ 2018年03月18日 12:25ころ、毛呂山町大字滝ノ入

④ 2018年04月14日 17:25ころ、日高市大字台

⑤ 2019年10月26日 19:30ころ、日高市武蔵台5丁目地内

⑥ 2020年6月下旬から7月上旬、飯能市大字上名栗地内

⑦ 2020年8月25日  7:45ころ、毛呂山町大字宿谷地内の山道(幼獣)

⑧ 2020年10月6日 16:15ころ、日高市大字清流地内の山中

⑨ 2020年10月12日、日和田山登山口東屋の広場

⑩ 2020年11月7日  14:00ごろ、スカリ山から観音ヶ岳に向かう登山道

 

環境省のHPから、奥武蔵周辺は約5年前から生息域が拡大したエリアに含まれているようだ(地図が小さく場所が特定しにくい)。

奥武蔵で熊の目撃が多いのは、伊豆ヶ岳、天覚山、スカリ山、物見山周辺であることがわかった。

熊の目撃情報は各自治体のHP、クマ出没情報ブログ(坊主岩太郎さん)、地元の方々の証言、他を参照・参考にさせていただきました(私自身はこのエリアで出逢ったことは無い)。