新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

奥武蔵はまだ新緑

2023年6月13日 晴れ→曇り

雨の合間に北向き地蔵に。鎌北湖から権現堂に上がり北向き地蔵にお参り後、宿谷の滝に下るつもりが、五条の滝に下ってしまった。

下り始めてすぐこの展望。ずっと杉の人工林の道だと思っていたのでこの眺めにちょっと感動。IMG_0600

武蔵台・西武台の街並みの先に大河原工業団地の工場、給水施設が望める。それを起点にいつもと違った方向の多峯主山天覧山、龍涯山が眺められる。

この林道、武蔵横手側の入り口には「林道 関ノ入線 毛呂山町」の標識。権現堂側の分岐には「林道 中野線 毛呂山町」の標識がある。

この道に沿って関ノ入沢があり、上流に五条の滝がある。40年ほど前、この沢にはたくさんの沢蟹とカジカ、数は少ないがヤマメもいた。それが今はまったくいない。乱獲があったか、大雨による増水で流されたのかと思っていたが、何度か通ううちに水量の減少に気が付いた。推測ではあるが、周囲の人工林の杉が育って水の消費量が増えたため、沢水が減少したのではないかと思い当たった。山奥の水源がやせたり、沢の水が減った事象を時々耳にする。人工林の杉が自然の沢を変えてしまった。スギによる自然破壊と言えないだろうか。そのスギ林を太陽光発電所にしようとすると、自然破壊だと訴える人たちがいる。スギ林にした時点ですでに自然は破壊されてしまっているのだが。