2023年9月26日 曇り
須川温泉から栗駒岳を周回して自転車なしとしたかったが、天気が悪そうなので予備計画の安達太良山に変更した。
焼石岳から夜のうちに移動して道の駅安達で仮眠。暗いうちに横向登山口(上)に自転車をデポして母成グリーンライン銚子ヶ滝駐車場から登山開始。駐車場には工事車両と仮設事務所のようなプレハブが設置されていた。工事車両の隣に駐車して出発。一般車両は他にはなかった。
しばらく舗装道路を歩いて登山口
銚子ヶ滝への階段、下り始めてすぐ後悔、左膝が痛い
迫力のある調子滝、来てよかった。だが、登山道に戻るための階段上りがまた痛くて再び滝を見たことを後悔
沢に橋がなく飛び石、水量が少なくて助かった
和尚山への登山道上部で展望があり、秋元湖と磐梯山が見えた
和尚山三角点にも立ち寄ってみる
藪っぽい道を下ってゆくと立ちはだかる大岩、これ登るのか?
痛い膝で何とか超えて和尚山と表示がある所に、ここは和尚山三角点(足元に三角点がある)、先ほどの分岐の方が標高は高い
刈り払いされていて助かったが、それでも藪っぽく、押されたり刺されたりつつかれたり歩きにくい。安達太良山ってこんなに藪っぽいのか?ポコンんと出っ張っているのが安達太良山、まだ遠い
ススキが秋らしい(紅葉には早かった)
まだまだ続く藪っぽい道
やっと藪から解放
山頂
和尚山方面の稜線、灌木帯をひたすら歩いてきたことが分かる
鉄山方面、これこれ!この感じが安達太良山の一般的イメージ、非常に歩きやすい。正面の黒いのが鉄山。遠く見えるがそれほどでもないだろう
岩にペンキの〇印、ガスに巻かれたら方向感覚が混乱しそうな場所
沼の平、立ち入り禁止
この辺のリンドウは色が濃い
鉄山避難小屋が稜線上に建っている
ナナカマドの実が少し赤い
鉄山から振り返る。安達太良山と和尚山が見える
鉄山避難小屋、こっちに来る人が誰もいない
箕輪山、なだらかに見えるが行ってみると見た目より傾斜がある。赤ザレの切れ目から先が、がくんと下っていて、登り返しがある事がここからではわからない
下りきって笹平、左は塩沢登山口に下るが、自然保護のため整備をしていないので自己責任となる。昭文社地図では実線になっているが破線の方がよかろう
箕輪山山頂手前から振り返って鉄山避難小屋の見納め。赤ザレの道がかなり上なのが分かるだろうか
箕輪山山頂
始めは西に下るので正面には磐梯山
すぐに分岐となり北に進む(西に下ると箕輪スキー場)
鬼面山まで、またしても思った以上に下るようだ
つるつるの赤土の登山道は超滑る
ササのコルまで下ると、先ほど見たよりずっとなだらかな山体。ここから先は岩っぽい道となる。安達太良山とは生い立ちが異なるのか
誰もいないと思っていたら、人の声。広場で二組のパーティーが休憩していた。山頂表示はその先に有った
垣根の様にきれいに刈り払われた登山道。鬼面山は地元の人気の山で手入れが行き届いているのかもしれない。意外だった
下って振り返る、鬼面山と箕輪山。デカい
旧土湯峠、変形十字路なので注意。左に赤テープがありました
最後まで気持ちの良い道を下って横向登山口(上)
さてここから自転車で車回収
最初は快適な下りだが、母成グリーンラインに入ると長い長い登りとなって母成峠の登りは、疲れた脚にはきつかった。
コースタイム
石筵登山口(母成グリーンライン銚子ヶ滝駐車場)(05:15)・・・銚子ヶ滝分岐(05:50)・・・銚子ヶ滝(05:58)・・・和尚山(08:16)・・・和尚山三角点(08:28)・・・和尚山(08:40)・・・安達太良山(10:00)・・・牛ノ背(10:15)・・・鉄山(10:50)・・・鉄山避難小屋(11:00)・・・笹平(11:11)・・・箕輪山(11:38)・・・鬼面山(12:40)・・・旧土湯峠(13:00)・・・横向登山口(13:20) ⇒20km 駐車場14:20
ところが、駐車場についてびっくり。工事作業員の車に取り囲まれてしまっていて、道路はアスファルトの舗装工事中だった。朝の時点で駐車禁止にはなっていなかったのに。困っていたらお兄さんが寄ってきて、以前同じ車に乗っていた(という事はすでに買い替えたな)ので懐かしかったと話しかけてきて、車を誘導してくれて、なんとか工事現場から脱出できた。有難う。
安達太良山を南北に縦走したが、一般的イメージの安達太良山は、安達太良山から鉄山までで、南の坊主山が一区画、北の箕輪山・鬼面山が一区画の3区画の山のようだ。
坊主エリアは少し藪っぽく、昨晩の雨が笹についていてびしょぬれになった。合羽を着て登っていたら、安達太良山近くで半袖の登山者とすれ違った。半袖の方、この服装の違和感は下るにつれて理解できるよきっと。
安達太良エリアには当然ながら全く藪がなく、足元もしっかり踏まれて快適そのもの、雨交じりの風も心地よかった。
箕輪山は、箕輪スキー場から鬼面山を周回できるが、あまり訪れる人が居ないようだ。あの結構急な滑る道を考えると頷ける。
鬼面山は土湯峠側からならどのルートでも1時間ぐらいで登れる、上部は岩の多い天望の利く山なので半日ハイキングにちょうど良い。道の状況から地元では超人気の山ではないかと思えた。
おすすめルートとしては(歩いていないのでわからないが)、西の沼尻登山口からの周回だろうか。笹平分岐から僧悟台ルートが遣えれば、塩沢登山口からの周回が良いのだが残念だ。
そういえば、坊主山の登りの樹林帯に、熊の落とし物が5~6個あった。まだ新しそうだったが、熊に遭う事はなかった。