新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

燧ケ岳に春スキー

2018年4月30日 晴れ

会津駒ケ岳の予定でしたが、キャンプ場のご主人の雪情報でコース変更。今年の冬は雪が多かったものの春先に降らず、高温だったためだそうで、ドローン撮影の映像を見せていただきました。

広沢田代 P4304117広沢田代.JPG

熊沢田代、冬には風が強く雪が飛ばされ、積雪が浅いため木道が出てしまうとのこと P4304121熊沢田代.JPG

熊沢田代と会津駒ケ岳 P4304126熊沢田代と会津駒ケ岳.JPG

山頂下150m地点の急こう配手前の大雪原 P4304128頂上下急斜面手前.JPG

爼嵓から懐かしの凍った尾瀬沼 P4304131俎嵓から尾瀬沼.JPG

至仏山尾瀬、柴安嵓の急登にも登山者 P4304134俎嵓から尾瀬ヶ原.JPG

29日の午後かわばたキャンプ場にテント泊、テントサイトは平坦で快適。夜はたき火をして過ごした。薪は一束500円だが、キャンプ場外れの谷筋に枯れ幹・枝がたくさん落ちていて、拾って燃やしても黙認(この時期はむしろ推奨?)、たき火好きのメンバーのおかげもあり、どのたき火より長く盛大に楽しんだ。

30日は車で御池まで移動し、まばらな駐車場(4月内は有料駐車場を無料開放)横から尾根に取り付いた。平坦部は藪がうるさいが、少し上るとほどほどに藪が消え、樹林の登りとなる。二つの田代手前は急登となっていて、スキーを外してツボ足で登る方が効率的と思える。私はずっとスキーを担いだまま。

熊沢田代は夏道が出ていてスキーでは渡れない。また、頂上から下る場合、登りかえしが少しあるのでスキーを担ぐ必要があるが、キャンプ場のご主人が、沢で言えば右岸側を巻くと雪がつながっているというので、下りは右に巻いた。感覚的には270度まわる感じで、視界があれば大杉岳が正面に見えるまで回り込む位が良いと思う。巻き始めると程よい斜面があり、その下に広沢田代に似た東田代があり誘われてしまう。また水平に巻いているつもりでも、疲れもあってどうしても標高を下げるような巻きになってしまい、頂上直下とともに、このコース一番と思われる2段の急斜面も一緒に巻いてしまったと気が付いたのは広沢田代直前になってからだった。来年リベンジせねばなるまい。

なお、会津駒ケ岳の林道に雪はなく、奥の駐車場まで車で入れた。29日の雪の状態は水場下まで夏道とのことであった。

春先に不似合いなセンター幅95mmの板を持参したが、さほど違和感は感じなかった。できれば残雪期用に細身の板がほしいと思った。2月にひどい靴ずれができた靴で終日行動したが、登り始めは足の指がしびれるほど痛かったが、時間経過とともに圧迫感はあるもののしびれも消え、スキーで滑りはじめるとなんと痛みも消えて快適となった。 インナーの痛みは3回の山行でなじむのか。 今回兼用靴で登ったが、雪の上では全く違和感がなく、キックステップはかえってやりやすかった。いままで兼用靴で歩くなんてもってのほかと毛嫌いしていたが、これなら登山靴を履いて兼用靴を担ぐ重労働から解放される。早くも来年の冬が楽しみだ。なんといってもこの靴のせいで今年の冬シーズンは台無しになったのだから。

巻き道

熊沢田代の融雪帯とピーク右を巻くルート確認(燧30回以上という方にも現地で教えてもらった) P4304129迂回コース.JPG

GPS軌跡(綺麗な斜面に誘われて下降しすぎている) GPSログ.jpg