新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

醤油樽の滝アイスクライミング

2020年1月13日 曇り時々晴れ

昨年から気にかかっていた河原木場沢の醤油樽の滝に行った。

桜平下駐車場。この先はチェーン規制。 01P1136439_0.jpg

一の滝(滝上側壁に8m位の垂直の透明な氷の壁がある)02P1136484_0.jpg

二の滝への河原、この先のゴルジュにあるが水流で取り付けず(滝の写真を撮り忘れる)03P1136449_0.jpg

 二の滝手前の河原から巻き道に這い出る04P1136450_0.jpg

醤油樽の滝到着09P1136479_0.jpg 

滝の正面は水、左も中間が怪しげ 06P1136476.JPG

滝下には氷の塊と岩がゴロゴロ07P1136467_0.jpg

見上げれば脆そうな岩の天井08P1136466_0.jpg

左岸側壁の岩の際をトップロープで 05P1136458.JPG 以前から気にかかっていた醤油樽の滝、昨シーズンはスキーに気を取られ、アックス一振りもせず。2シーズンぶりのリードは初級の滝とはいえちょっと緊張。氷が比較的よく、上から岩が崩れてこない場所=滝の左岸側壁の際のラインで腕とふくらはぎが悲鳴を上げるまで練習した。

この滝のメインルートは滝上まで見通せる正面あるいは右岸寄りだと思うが、ビレーを洞窟状のがけ下で行う必要があるため、小心者の私は、もっと条件よく凍ったとしても、ここでビレーするのはちょっと嫌かも。

醤油樽の滝は3連休にもかかわらず、貸し切りであった。人気がないんだろうなと思いながら一の滝付近まで戻ってきたら、比較的大きな染み出し3か所に、合わせて15名くらいがトレーニングしていた。

それにしても今年は雪が少ない、アイスクライミングにとっては良いことだが、気温が高く氷の発達が悪いのは困ったものだ。一の滝付近は凍っていたが、その先のゴルジュは水流で通過できず、凍った二の滝に取り付けず残念。本命の醤油樽の滝は一応登れたが、氷も脆く打てば蜘蛛の巣状のヒビが入り剥がれやすい。懸垂用に作ったアバラコフも穴間にひびが入る始末で、ひやひやの撤収だった。

本日の八ヶ岳の主稜線は朝も帰りも雲の中だったが、醤油樽の滝は時折風花が舞うものの、午後には日が差しこみ、穏やかな一日だった。 

ログ

醤油樽の滝GPSログ2020_01.JPG 国土地理院の地図に注意。河原木場沢の国土地理院地図に記載された醤油樽の滝とその上流の2つの滝、一番下流が醤油樽の滝との表記になっているが、実際は一の滝で、最上流が醤油樽の滝です。だまされないようお気を付けください。