新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

わかんのトラブル

2020年4月18日 雨のち晴れ

どこにも行けないので、道具の手入れを楽しむことにした。今日はわかん。今年2日使用したが毎回トラブルが発生、内容は、ベルトのはずれ。

アルミ製のわかん(エキスパートオブジャパン) 01P4186698.JPG

なんか歩きにくいと思ったら、4つある固定ベルトの金具部折り返しの耳が段々短くなり、抜けて外れてしまっていた。(写真内丸の部分)02P4186686.JPG

今日確認したらもう一方も耳が抜けそう03P4186687.JPG

耳を縫ってしまおうかとも思ったが、金具の向きと通し方を変えてみた。04P4186695.JPG

 

ついでに踵のリングの位置も少し高くしてみた。(調整前)

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調整後 雪団子防止のため、撥水剤を使ったことでベルトが滑りやすくなったと考えられるが、撥水剤は必須と思う。今後は細かく場所を選択して使用しよう。06P4186696.JPG

ベルトが爪にあたる部分が片方切れていた。08.JPG 新しいものは樹脂リングで爪にベルトが当たらないようになっている(インシロックを使って代用改善できる)片側だけなので、切れた方はベルト間隔を測ってみたら、10mmほど狭かったので、切れてない方を参考に少し幅を広げた(爪の幅の55mm)写真は広げる前。 ベルトを交換して、ベルトが当たる爪の部分にインシロックを巻かねばならないが、今年はもう出番はないだろう。ベルトの金具の向きを変えた効果があるかは来季試してみて、それでも緩むようなら何か対策、例えば縫ってしまうとかを考えようと思う。 ネットにはベルトの巻き方についていろいろ記事があるが、一番問題の堅めの雪にけり込んで使う場合のわかんの後ろずれ防止については、横に渡っているベルトが靴の土踏まず(靴底の踵の前側)にしっかりはまっていて、わかんと靴底に角度が付いた場合でも外れないように締めることが肝要だと考えている。

こんな感じ  07P4186697.JPG これを買うまでは数年前まで芦峅寺もどき(木とマニラ麻でできているもの)を使っていた。もちろんベルトは一本締め。まだ使えるがアルミ製を買って装備を近代化した。芦峅寺もどきは爪が木製なので急斜面の堅い雪には不向きであったが、今の爪はステンレス製で、武尊山の北斜面の堅い雪で、靴のつま先が何とかけり込める程度の雪ならば、アイゼン代わりになる。金属製わかんならばアイゼンと合わせて履くようなことはめったにないような気がしている。 わかんとスノーシューの使い分けは、ピッケルが必要な斜面なら絶対にわかんだな。 わかんが外れたのは2回とも緩斜面歩行時だった。急斜面の履きなおしができない場面だったら相当苦労したはずだが、運が良かったのかな。