2020年9月29日の記録 晴れ
折立は今度で3回目、関東からは遠くて交通費もかかるのでなかなかい行けない場所だ、おまけに有峰林道1800円。2日目が長いので2泊3日の装備を10kg、水と食料込みで12kgに絞った(といえるかな)
計画は
1日目:折立-薬師峠天泊(元気なら薬師岳往復)
2日目:薬師峠-(雲ノ平)-鷲羽岳-黒部五郎小屋天泊
3日目:黒部五郎小屋-黒部五郎岳-折立 というものだ。
1日目 晴れ(薬師岳登頂)
折立からは下半分が樹林帯の登山道、上部は眺めの良い石畳などで整備された広い道。
折立駐車場 今回もキャンプ場脇の隅に駐車。最近熊が出るのでキャンプ場は閉鎖、電気柵が設置されている。車に食料を入れて置くと荒らさせることがあるらしい。窓を閉めたかずっと気がかりだった。
テント場 太郎平小屋で薬師峠テント場を申し込み、薬師岳方面に20分くらいでテント場 1張り1000円。本日はがら空きで物件選び放題。左の小屋は管理小屋で売店を兼ねるが今日は閉店中。その手前を左に下がると綺麗なトイレと水場がある。快適トイレがチップ100円は安すぎる。洋式なので除菌シートがあればなお快適だろう。
時間があるので雨具と水をもって薬師岳に。 最初は沢筋を登るがゴロゴロ岩道が結構急
地図で見落としていたが、薬師平という池塘のある草原(湿地)があった。なんと正面に槍ヶ岳。左には明日行く祖父岳と奥に鷲羽岳、右には三俣蓮華岳
薬師平から少し登ると黒部五郎岳と太郎兵衛平(太郎平小屋)の明後日歩く稜線が一望
外壁のペンキを塗っていた薬師岳山荘と薬師岳(と思ったが、手前のピーク)
奥、奥だよ薬師岳
赤牛岳、水晶岳は近い
雲ノ平の向こうは槍・穂高、真ん中の稜線は祖父岳・ワリモ岳・鷲羽岳と行く手が一望
テントに戻って夕食(真ん中) 夕暮れと同時にほぼ満月が出て一晩中明るく目がさえる。ところが行動開始時間の明け方3時ごろには没して真っ暗。 この山行の経緯は 北の紅葉見物をはしご登山で計画して天気をにらんでいたが、複数場所の天気を合わせるのは難しく今年は特に不安定。これ以上待っては次の山行時期に支障が出ることも考え、計画時点で好天の可能性の高い北アの奥深く、鷲羽岳山行を思いついた。当初の計画は新穂高から入って三俣蓮華岳に2泊してテント張りっぱなし、空身に近い荷物で快適に山頂に立つもの。40年前から気になっていた水晶岳にも行けそうだ。2年前から気にかかっていた黒部五郎岳にも手が届く。ところが、出発直前に三俣蓮華小屋が営業を切り上げてしまい、天場も閉鎖となった。困った挙句に考えたのが今回の案。なりゆきながらこれも40年前から気にかかっていた雲ノ平も突っ切ることになった。そして天場からのピストンで薬師岳にも行けそうだ。黒部源流でそれぞれの時期・別々の理由で気になっていた懸案の5場所が偶然ループでつながった。なんで今まで気が付かなかったのか。(2日目に続く)
ログ コースタイム:折立(08:40)-三角点(10:10)-太郎平小屋(11:50)-薬師峠(12:11)-薬師岳山荘(13:35)-薬師岳(14:27)[休憩 15分]-薬師岳山荘(14:55)-薬師峠(15:45)