新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

折立から薬師峠へ、ついでに薬師岳往復

2020年9月29日の記録 晴れ

折立は今度で3回目、関東からは遠くて交通費もかかるのでなかなかい行けない場所だ、おまけに有峰林道1800円。2日目が長いので2泊3日の装備を10kg、水と食料込みで12kgに絞った(といえるかな)

計画は

1日目:折立-薬師峠天泊(元気なら薬師岳往復)

2日目:薬師峠-(雲ノ平)-鷲羽岳-黒部五郎小屋天泊

3日目:黒部五郎小屋-黒部五郎岳-折立 というものだ。

 

1日目 晴れ(薬師岳登頂)

折立からは下半分が樹林帯の登山道、上部は眺めの良い石畳などで整備された広い道。

折立駐車場 IMG_8885.JPG 今回もキャンプ場脇の隅に駐車。最近熊が出るのでキャンプ場は閉鎖、電気柵が設置されている。車に食料を入れて置くと荒らさせることがあるらしい。窓を閉めたかずっと気がかりだった。

登山口、トイレと飲料の自販機がある IMG_8886.JPG

樹林帯から見晴らしの良い尾根になるはずだIMG_8887.JPG

ベンチで休憩 IMG_8888.JPG

テント場 IMG_8893.JPG 太郎平小屋で薬師峠テント場を申し込み、薬師岳方面に20分くらいでテント場 1張り1000円。本日はがら空きで物件選び放題。左の小屋は管理小屋で売店を兼ねるが今日は閉店中。その手前を左に下がると綺麗なトイレと水場がある。快適トイレがチップ100円は安すぎる。洋式なので除菌シートがあればなお快適だろう。

時間があるので雨具と水をもって薬師岳に。 IMG_8895.JPG 最初は沢筋を登るがゴロゴロ岩道が結構急

地図で見落としていたが、薬師平という池塘のある草原(湿地)があった。なんと正面に槍ヶ岳。左には明日行く祖父岳と奥に鷲羽岳、右には三俣蓮華岳

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 薬師平から少し登ると黒部五郎岳と太郎兵衛平(太郎平小屋)の明後日歩く稜線が一望IMG_8907.JPG

外壁のペンキを塗っていた薬師岳山荘と薬師岳(と思ったが、手前のピーク)IMG_8908.JPG

奥、奥だよ薬師岳

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薬師岳からは周囲が見渡せる。写真は剱・立山・後立山方面IMG_8920.JPG

赤牛岳、水晶岳は近いIMG_8925.JPG

雲ノ平の向こうは槍・穂高、真ん中の稜線は祖父岳・ワリモ岳・鷲羽岳と行く手が一望IMG_8926.JPG

鐘(左側)をついて合掌するIMG_8927.JPG

テントに戻って夕食(真ん中)IMG_8894.JPG 夕暮れと同時にほぼ満月が出て一晩中明るく目がさえる。ところが行動開始時間の明け方3時ごろには没して真っ暗。 この山行の経緯は 北の紅葉見物をはしご登山で計画して天気をにらんでいたが、複数場所の天気を合わせるのは難しく今年は特に不安定。これ以上待っては次の山行時期に支障が出ることも考え、計画時点で好天の可能性の高い北アの奥深く、鷲羽岳山行を思いついた。当初の計画は新穂高から入って三俣蓮華岳に2泊してテント張りっぱなし、空身に近い荷物で快適に山頂に立つもの。40年前から気になっていた水晶岳にも行けそうだ。2年前から気にかかっていた黒部五郎岳にも手が届く。ところが、出発直前に三俣蓮華小屋が営業を切り上げてしまい、天場も閉鎖となった。困った挙句に考えたのが今回の案。なりゆきながらこれも40年前から気にかかっていた雲ノ平も突っ切ることになった。そして天場からのピストンで薬師岳にも行けそうだ。黒部源流でそれぞれの時期・別々の理由で気になっていた懸案の5場所が偶然ループでつながった。なんで今まで気が付かなかったのか。(2日目に続く)

ログ 1日目ログ.jpg コースタイム:折立(08:40)-三角点(10:10)-太郎平小屋(11:50)-薬師峠(12:11)-薬師岳山荘(13:35)-薬師岳(14:27)[休憩 15分]-薬師岳山荘(14:55)-薬師峠(15:45)