2022年4月10日 晴れ
大持山・小持山の稜線から眺められる西側の谷間に見えた家、武士平のことを急に思い出したので行ってみた。武士平から小持山に登り、大持山まで稜線を歩き、西尾根を下る。
高ワラビ尾根に合流。ここから高ワラビ尾根下部は通行禁止らしい
覗き岩でしばし休憩。ここを登る方々のお気に入りの場所らしい。私もお気に入り
武士平の少し手前に気になるお堂があったので下山後車で行ってみた。 神社と思って橋を渡ると、看板(扁額)にひらがな二文字、左にめの鏡文字、右にめが書いてある。屋根の褄には卍があるので、お堂であることが分かる。わにぐちを鳴らしてお参りする。帰宅後調べてもこのお堂がなんであるかがわからない。武士平の寺なのだろうか。それとも僧侶が修行をしていたのだろうか。お堂は比較的新しい。武士平はもう人が定住していないが、庭は綺麗にしてある。今日は青い屋根の家に人気があった(屋内に火の気配)。林道がコンクリートに変わる手前にあった車の主だろう。自宅やお堂の手入れを今もなさっているようだ。 浦山川沿いにはかつて斜地に石垣を積んで平坦にして、数軒単位で家がそこここに建っていたらしい。低い場所の民家は浦山ダムによって桜湖の湖底に沈み、残った奥の高台も今ではほとんど廃村化している。
残ったのは秩父上名栗線沿いの数か所の集落。 森林が無価値化して久しい。おまけにこの国の価値そのものも下がり、森林価格は二束三文。相続が発生すれば少しでも現金にしたい人も多かろう。土地所有が認められない国の方々に買い漁られてしまわないうちに、国が何とかすることを願う。
本日のログ 大日堂(4:25)ー武士平(5:12)ータワ尾根ー高ワラビ尾根ー小持山(6:45)ー大持山(7:10)ー西尾根ー大日堂(8:30)