2023年7月30日 快晴
酷暑なのに、休日の日和田山は結構にぎわっている。今日のコースは【登山口-滝不動前-見晴らしの丘-二の鳥居ー山頂往復-女坂-登山口】というもの。
思った通り、セミの抜け殻
カマキリの若者
と、カマキリの背景のコナラかな、なにやら白い粉が。
根元を見ると粉だらけ
登山道脇の木を見ると、ほとんどのコナラ類に危険な白い粉(フラスと呼ぶそうです)、登山口から山頂下までのコナラ、白い粉がない木の方が少ない。
キクイムシは大木好きと聞いていたが比較的細い木もやられている
二股に粉てんこ盛り
根元が真っ白
登山道の左4本ともやられている。
埼玉県のHPには【引用】
【フラスや樹木の枯死等のナラ枯れが疑われる状況を発見した場合は市町村役場もしくは下記農林振興センター及び林業事務所に通報をお願いします。
〇秩父農林振興センター(林業部)電話:0494-24-7215
〇川越農林振興センター(林業部)電話:042-973-5730
〇寄居林業事務所 電話:048-581-0123】
とありますので、さっそく地元役場に届けよう(メールで)と思いますが、日和田山は日高市所有なので、あるいはもう一部についてはご存じかもしれません。登山口にも「倒木危険」の規制テープが張り巡らされた大木があります。今日見た何十本もの被害木に「倒木危険」の規制テープが張られたら、登山道は立ち入りできなくなってしまいそうです。
今回見たキクイムシにやられている木からキクイムシが増殖して飛び立つのでしょうが、いったいどれだけのキクイムシ(カシノナガキクイムシ)が居るかと言えば、林野庁のHPに有りました。【】内は引用
【被害を受けて枯死した1本の木には、数百~数千孔の穿入孔が見られ、翌年には1穿入孔当たり数十~数百頭が羽化脱出します。したがって、一本の木から数万頭が羽化することもあります。】これ、来年の6月に羽化するらしい。来年はものすごい事になりそうです。日高市は栗が特産品ですが、カシノナガキクイムシは栗にも取り付きます。
日和田山に登ってキクイムシにやられている木を見たら、とっくに通報されていると思っても、通報の数が重要です、どんどん通報してください。そうしないと行政は動きません。自然現象でしょうか栗にも取り付くならば、人との生存競争となります。
見晴らしの丘の倒木危険の場所から規制テープと、枯れた木が姿を消していました。
害をなすといえば山頂の吸い殻。キクイムシは生存がかかっているが、これは単なる嗜好品のゴミカスなので、キクイムシより有害でしょう。