新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

苔が見頃

2023年6月28日 曇り 31℃

梅雨時期、日和田山の岩陰は適度な湿度を保っていて苔が元気で美しい。IMG_0796

森の緑も落ち着いて、ただ暑いだけの日和田山。奥に入るとかすかに樹液の匂い。ここ数年、ナラ枯れというのだろうか太い幹の周りには白いおがくず、幹から樹液を流している木が増えた。ナラ枯れはカシノナガキクイ虫が木に穴をあけナラ菌を植えて、そのナラ菌を食べているらしい。言わば農耕昆虫だ。木は数年後に枯れてしまうが、カブトムシやカナブンやクワガタにとっては樹液を吸える食事場となる。ナラ枯れの要因の一つは雑木林を人が利用しなくなって、コナラなどが大木化した事らしい。とすれば、人がほったらかした雑木林の大きくなり過ぎた木を、カシノナガキクイ虫が代わって伐採しているようなもの。ナラ枯れの問題とは、どんな問題なのだろうか。