新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

鬼のパンティーはいいパンティー を日和田山で

2023年12月13日 晴れ(最低気温9℃)

熊のことが気になって、改めて高麗本郷エリアを歩いてみた。黒尾根から物見山までの間、杉の人工林に照葉樹の下草。とても熊を養える植生ではないと感じた。

 

黒尾根の登山口IMG_2201

紛らわしい分岐(ここは右に下る / 左に登るとすぐに下りとなり藪っぽくなる)IMG_2203

左に踏み跡有るがまっすぐに明瞭な道の方。オリエンテーリングの古い標識があるIMG_2205

20mはある不思議な木の根っこ。まるで水道管のようIMG_2209

左小瀬名集落、右駒高集落の道に出る。左に進むと10mほどで登山道に出るので折り返す。以前はこの岩をまっすぐ登れたのだが山が荒れるので通れなくなった。IMG_2212

物見山、三角点はこのベンチから20mほど先の林の中IMG_2215

高指山山頂IMG_2216

和田山山頂IMG_2217

物見山、高指山、日和田山を駒高三山とでも命名しようか。

和田山の山頂に着くと、ちょうど親子と爺さんの3人が二の鳥居側から登ってきて写真を写していた。下り始めると、爺さんが「鬼パン」の歌を歌いながら降りようと言い出し、子供が歌うのをためらっていると、日本語非ネイティブの爺さんが大きな声で歌いだした。♪おに~のパンティーはいいパンティー♪ え・パンツでは?・・・うーん・英語圏の方にとっては「パンティー」なのかぁ(後で調べるとパンティー和製英語)。日本人である私には「パンティー」と言われると、ちょっとイメージが違ってしまう。パンツは男のものであり、パンティーは女性専用の、ちょっと赤面してしまうのは、邪悪な心を持っているからか?

ところでこの「鬼パン」の起源、以前山の先輩がパクられた発言をしていたので改めてネット検索してみると、「ひさかたチャイルド」と言う出版社のHPにやっと見つけた、引用させていただくと

【内容の紹介 イタリアの歌曲『フニクリフニクラ』の替え歌『おにのパンツ』は、1980年頃、手遊び歌としてNHKテレビの『おかあさんといっしょ』で紹介されました。 以来、幼稚園や保育園などでもとりあげられ・・・】

となっている。

またウィキペディアでは、NHK歌のお兄さんの田中星児が1980年にレコードを発売。作詞は「不詳(1番)田中星児(補作詞、2番)」となっている。田中星児は歌のお兄さんの初代で、1971年11月3日から1977年3月8日まで出演している。とある。

レコード発売前に番組内で歌ったとしても、発売の7年も前から歌っていたとは思えない。

その先輩、山に行くともう歌いっぱなしなのだが、その中にこの「鬼パン」があった。1973年ごろのことだから、田中星児がお母さんと一緒に出演している同じころのことだ。いつから鬼パンをうたっていたかは書いていないが、1980年には1番の歌詞はあった事になる。一番は聞き覚えがある歌詞だが、二番はかなり違っている。

偶然にも、田中星児と先輩は同い年のようだ。

先輩は労音(全国勤労者音楽協議会)のコンサートにも顔を出していて、そこで歌っていたといっていた。それがいつの間にか広まって『おかあさんといっしょ』関係者に取り上げられた可能性がある。作者不詳とあるが、もしかしたら先輩が一番の作者なのかもしれない。もし先輩がつくったとしてもその証拠・証明が当時でも難しかったろう。今となってはなおさら。

昨日の強風で木の葉がすっかり落ちてしまい、秋の名残もなくなった。

本日のログ黒尾根ログ