新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

島々谷から徳本峠

2013年10月27日晴れ

上高地側に下りきって見上げる明神。 IMG_8385.JPG

一升瓶を持って徳本峠小屋に行ってきた。遅いと思った紅葉が、この谷は今が見頃だった。 二股までは広い林道 IMG_8250.JPG

岩魚留小屋まではほぼ水平の細い登山道。幾度となく橋をわたる。 IMG_8266.JPG

岩魚留小屋はこの谷でも早く朝日が当る IMG_8304.JPG

小屋からは紅葉の道、やや登となり汗をかく IMG_8337.JPG

本谷と分かれるとやや急登を一登りで徳本峠小屋に着く。 IMG_8361.JPG

徳本峠小屋で40年前の4月。小屋開き準備中に訪れてラーメンをご馳走になった。 今度来るときには一升瓶を下げてくると約束したまま、今日まで果たせなかった。日高にしか売っていない銘柄を持っていったが小屋の人から「これ日高の酒だね」と指摘。なんと、その方は日高市の住人だった。年の半分くらいは徳本峠小屋に居るそうで40年前にも居たそうだ。世間は狭い。

小屋裏からの明神の眺めが良い IMG_8372.JPG

再訪のチャンスが果たせていない岳沢。小さく小屋が見える。 IMG_8403A.jpg

島々谷はその昔上高地に入る主要登山道だった。はやる気持ちを重いキスリングに押さえつけられ踏み固められた道は、幅こそ狭いが舗装道路のようだった。沢渡からの、バスがひしめく上高地側とは対照的に今はすっかり寂れてしまい、岩魚留小屋は荒れている。いつかきっと山屋はこの道に帰ってくる。あの喧騒に耐えられるはずがないから。 南の伝付峠、後立の黒沢峠と並び、お気に入りの峠となった。