2018年12月21日 曇りのち晴れ 11時まで強風
那須ってこんなに雪降るんだっけ? 赤面山から三本槍岳を回り中の大倉尾根から下りるつもりで出かけたが、頂上付近では降りたてのふわふわ積雪が80㎝以上あり(120㎝のストックがすっぽり潜る)、ラッセルに時間がかかり、赤面山山頂まで高さわずか20m、距離100m付近であえなく敗退となった。稜線の出っ張り程度の認識しかなかったがどうしてなかなか立派。甘く見てごめんなさい。 スキー場跡の廃屋左の管理道路がスタート地点
管理道路終点の1316m地点、さらに登るリフトの下を通り旧ゲレンデに進む
茶臼岳、朝日岳と中の大倉尾根
前日の情報では雪があまりないとあったので、ツボ足でも脛ぐらいと予想、三本槍まで楽に回れると皮算用していたが、スキー場入口からスノーシューを履く羽目になった。それでもまあ膝ぐらいなら何とかと思って入山したが、標高が上がるほど雪が深くなり頂上直下では腰まで潜り、スノーシューでは非常にきついラッセルとなった。どうやら雪は夜の間に一気に積もったらしい。それでも夏道を辿れば絡みつく藪はないだろうが、頂上直下で勝負をかけてダイレクトに直登を試みたのが敗因の一つだろう。雪が締まってから再チャレンジせねばなるまい。
しかし、平日とあって誰とも遇わない雪山は、体はどうあれ心和む空間だ。 肩は問題なし、膝は雪のおかげで問題なし、雪山は年寄り向きかもしれない。皮膚感覚が鈍く寒さを感じない。歩みが遅くとも雪のせいにできる。ルートミスは視力のせいにして、そのやる気のない計画は年のせいにできる。杖はストックと言い換えられる。
ミレーのドライナミックメッシュ(半袖とトランクス)を試した。顔に塩が噴き出るほど汗を多量にかいたが、休憩後にザックを背負う時の背中のひんやり感などなくて快適だった。汗をかいても行動中気になる事はなかった。しかし、日帰りで着替えをしなかったことでわかったが、汗の渇きが遅いと感じた。「このメッシュは吸汗速乾ベースレイヤーの下に着用」とあるように、メッシュ上の下着に汗が吸収される構造だが、この下着が肌に触れないことでひんやり感がない半面、肌に触れていないので体温の吸収が少なく、なかなか乾かないのではないか。冬だと下着まで風を多量に通すことがないので高湿度の中に下着を入れておくようなものだ。 夏の薄着の時であれば風が通って乾くことは容易に想像できる。今後使い込んで確認しようと思うが、長時間のラッセルを伴う場合は多量に汗をかく、その場合に最適であるかは不明だと思った。