新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

へび ふんじゃった

2023年7月10日 晴れ 31℃

いつものように、自転車で林道清流線を登り、高指山に寄った後、安洲寺前を高麗川沿いの日向目指して杉林の暗い林道を下る。ぬれた路面に苔や落石があるので注意しながら下るのだが、道に横たわる蛇に気が付いたときはすでに回避不可能な間合いになっていた。道を横切るような体制でのんびりしていたらしい蛇もこっちに気が付いてスタートダッシュをかけたようだが、腹のうろこが滑ったのか、動作から移動までにタイムラグがあり、轢いてしまった。状況を確かめることなく下り切ったので、ひき逃げ。死ぬような事は無いと思うのだが、後味が悪い。梅津和夫の蛇女が今晩訪ねて来るのだろうか、怖い。

和田山は真夏の暑さだが、まだセミの声はしない。そろそろ鳴きだしてもよい時期だ。昨日までの雨、今日からの猛暑、気象庁がなんと言おうと梅雨は空けた。

 

山頂の日陰からギラギラの太陽光を反射した木の葉が、金属のように反射光を放っている。夏ならではのコントラストだ。そんな中に花を見つけた。IMG_0890

少し遅れたのかマテバシイの花、IMG_0891マテバシイ.JPG

山の登りがきついとき「何でこんなことしているのだろう」と思うことがあった。しかし、腰、膝、肩を手術して、運動もままならない時期や、元通りに運動出来ないのではないかという不安を経験すると、たとえ苦しくても動けることが有難い。まして下り坂の年齢になると、この先どれくらいの期間山に入れるのか、突然動けなくなることもありうるので、動けるうちに目いっぱい動かしてやろうと思うようになる。動けることが有難い。とはいえ、苦しいのはやっぱり辛いが、辛いことができることは有難い。今日の日和田山の登りがやけにきつかったので、こんなことを想いながら頑張った。