新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

両神山(八丁峠から往復)

2023年11月20日 快晴

お誘いがあり久しぶりに両神山に行ってきた。落合橋から八丁峠に上り岩稜を両神山まで往復。2年ぶりに鎖をたくさん楽しんだ(30か所)

 

落合橋登山口から八丁峠までは初冬の落ち葉の道。日が当たれば暖かい(登りは暑い)IMG_2041

西岳から峠方向を振り返る。ピークの左に八ヶ岳、右遠方に北アルプスIMG_2047

薄く雪化粧した浅間山IMG_2048

綺麗な岩(本当は背後の八ヶ岳を写したかった)IMG_2052

楽しい鎖場、後続を待たせるので鎖を使ってさっさと下る必要がある(?)IMG_2084

山中の紅葉はすっかり終わっていたが、中津川林道沿いにはまだ見頃の場所があり、観光客が散歩していた。

コースタイム

落合橋(07:50)-八丁峠(08:43)-西岳(09:42)-龍頭神社奥社(10:02)-東岳(10:28)[休憩 10分]-前東岳(10:53)-両神山(11:10/11:50]-前東岳(12:06)-東岳(12:24)-龍頭神社奥社(12:48)-西岳(13:20)-八丁峠(14:00)-落合橋(14:40)

 

ここには大昔からいろんな人と来ている。思わぬ雪に東岳手前で敗退した時もあった(連れはなんと運動靴だった)。白井差から登って反対の中津川に下ってしまい、工事車両に拾ってもらって、凍った道にタイヤを滑らしながらハンドブレーキ握りっぱなしのテクニックを学ばせていただいて、タクシーが拾える秩父まで送っていただいた。

以前は坂本から八丁峠への河原沢川沿いの山道がメインルートだった。途中に一軒生活している家があり家主が薪割りをしていた姿を覚えている。

1977年に林道金山志賀坂線が開通してからこのルートはすたれてしまい、今は荒れているようだが機会を見つけて歩いてみたいと思っている。

 

林道金山志賀坂線

中津川と国道299号線を結ぶこの林道の八丁トンネルの両側に登山口があり、中津川側が今回利用した落合登山口。299号側は2019年の台風19号で通行止めになって以来ずっと通行止め。埼玉県によると

「渓流釣り・両神山登山を予定されている皆さまへ」(埼玉県HP)

秩父市中津川地内の県道210号線通行止めに伴い、令和4年9月以降、金山志賀坂線はう回路として中津川地区住民及び関係者のみ通行可としてきましたが、令和5年8月の県道開放に伴い、一部区間を除き全車両通行止めとさせていただきます。」という事らしい。(歩行は通行可能ということかな。6.5km)

県道210号沿線には中双里集落(10軒位)とニッチツ鉱山があるが、鉱山は「2022年12月31日をもって廃止」となっている。中双里にこの鉱山の関係者がお住まいであれば、配置転換で出ていくことになるのでいずれは人が居なくなりそうだ。そうなると林道金山志賀坂線を維持するコストを負担する理由があるだろうか。登山や釣り客のために維持するとは思えないので、いずれは落合橋登山口駐車場は使えなくなり、いまでも少数に歩かれている志賀坂峠から諏訪山を通るルートに変わるかもしれない。

いずれにしても、河原沢川沿いの旧道の復活の芽はなさそうだ。

春にこの道を辿ると、沢から離れる手前の、急登に差し掛かる所に現れる大岸壁の中腹に、ぽつんと咲くアカヤシオがあるはずだ。今でも春になると咲いているのだろうか。