新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

白泰山 のぞき岩で日向ぼっこ

2023年11月27日 快晴

なかなか行く機会がなかった白泰山に行った。紅葉は終わって見どころは落ち葉とブナの大木だけだが、二里観音近くののぞき岩は日向ぼっこに最適な岩畳で、奥秩父主脈縦走路の良い展望台。十文字山の奥に八ヶ岳も望まれた。

登山口は林道ゲートの手前、路肩を広げた駐車場がある。IMG_2114

伐採された崩壊地形からは破風山と思われる大きな山容が眺められたIMG_2115破風山

比較的急な登りも一里観音手前までIMG_2119

白泰山への分岐、ここから白泰山までの踏み跡はなぜか薄いIMG_2121白泰山分岐

白泰山は天望なし。どうやら稜線伝いに登る道があるようだIMG_2123白泰山

稜線通しに下って二里観音と白泰山避難小屋。小屋は綺麗に保たれているIMG_2124二里観音と避難小屋

小屋前ののぞき岩。崖上の石畳の広場に、切り株の腰掛が3個用意されていた。IMG_2131のぞき岩

右手前が1729mの弁慶、左に辿って1818m岩ドヤ、真ん中が1819m赤沢山だろうか。岩ドヤの背後が十文字山、その稜線の奥は雪の八ヶ岳IMG_2133赤沢岩ドヤ弁慶

以前に十文字峠を通過した時から気になっていた、秩父まで続く長い尾根につけられた登山道。調べればその昔に、信州・佐久と秩父を結ぶ信州往還道、牛や馬を連れて運んだ道だった。今でも観音様が道中を見守っていて、一観音~四里観音までが昭文社の地図に記されている。どんな道なのか、どう登ったらより楽しいか。などと時折考えては忘れることを繰り返していたが、突然のお誘いに自分が一番やりたくないピストンという形で急遽決着したのだった。

行ってみれば、あれこれ考える事もなく、すっかり葉の落ちた樹林帯の、その落ち葉を蹴ってのほとんど天望の無い単調な尾根歩き。それはそうだよ、生活路だったのだから、修験の道の両神山とは対照的なのは当たり前。今は静かになだらかな山道を長く楽しみたい人向きの癒しのルートとしての価値がある。

実は一気に辿りたかったルートだったが、今回半分だけ歩いてしまった事にさほど残念さは湧いてこなかった。今回いかなければ、たぶん一生行かなかったと思えるからか。ただ、残った2体の観音様と対面してみたいと思うようになったのは困ったものだ。行きたい山はそれこそ山ほどあるのに。さてどこから行けば楽しいのか?

 

ログ白泰山ログ

タイム

白泰山線登山道入り口(08:15)-一里観音(09:05)-白泰山(10:15/10:20)-二里観音(10:35/12:15)一里観音(13:15)-登山口(13:35)

信州往還道がテーマなら、栃本関所跡からが正しい。