2023年08月23日 下界晴れ、山上雨
観音平から編笠経由でギボシを偵察し、権現岳からツルネ東稜を下って、美しの森駐車場に下山する予定で自転車をデポしたが、稜線で雨に遭い、てっきり下界も雨が降っていると思いライド中止して、権現岳から三ツ頭経由で観音平に戻った。ところが、自転車を回収するため八ヶ岳高原ラインまで下ると、路面は乾き日差しも差して良い天気だった。テンクラは登山適だったのに。
観音平駐車場から5分。よく整備された道だが分岐に惑わされる。
雲海(展望台)から5分、道幅は狭くなったがまだなだらかで歩きやすい
押手川から40分の梯子。押手川を過ぎると我慢の急登になる。それまで快調だったのは単に道がなだらかだったからだと気が付く
編笠山山頂。急登を登り切ってもご褒美なし。何も見えない
小屋への下りの樹林帯に咲くウメバチソウ
青年小屋の外装工事中。赤ちょうちんは出ているから営業中?すっかりきれいになっていて、「昔の山小屋」感はなくなった。
懐かしの岩峰、手前が西ギボシか。壁の基部がルートになっていて、冬も夏も同じようなところを通過する。夏道はジグザグなので冬ほど急登感はない。おまけに今日はガスで高度感もない
ヒメシャジン。イワキキョウと間違えて一旦は喜んだナナカマドの幼木の実
コバノコゴメグサ
ホソバヒメシャジン。ヒメシャジンに似ているが葉が違う権現小屋、トラバース、直登、トラバースの各鎖場を過ぎると辿り着く。背後に煙る権現岳と思われる岩峰
岩峰をうろついてやっと見つけた権現岳の祠
トウヤクリンドウが見頃
三ツ頭、緩い登りだが長く感じる。ここも眺望なし
標高1700m付近、八ヶ岳横断道路まですぐそこの場所にベンチと、道標の奥の岩に「水」の文字が。行ってみたが水場らしきものは発見できず。昭文社地図には「延命水」表記がある。(観音平と富士見平の間の延命水は有名)道標の下側に切り取ったような方向表示の板がボルト止めされている。延命水と書いてあったのだろうか
気持ちの良い笹の道
八ヶ岳横断歩道に出る。ハイキング用に整備された道。
フジグロセンノウが咲いていた。埼玉では準絶滅危惧種。
八ヶ岳高原ラインとの分岐を観音平へ。この辺りは地理院地図と昭文社いずれも不完全。この枯れ沢を渡って、白い道標に従って左にずっと登って行く。結構長い。
ログ
観音平6:30-雲海7:10-押手川7:40-編笠山8:45-青年小屋9:15-ノロシバ9:50-権現岳10:50-三ツ頭11:30-木戸口12:20-八ヶ岳横断歩道13:35-観音平14:10
今回の目的は2つ、ノロシ場から権現への稜線を眺めて確認し、歩く事。一応歩いたけれど周囲が真っ白で稜線が見えなかった。行程を比べてみたら冬は夏の3倍ほど時間がかかっていた。東ギボシの縦の鎖場付近は雪が不安定だといやらしいかもしれない事が分かった。
もう一つはツルネ東稜の正規ルートを確認する事。昔雪のツルネ東稜を下ろうとして、どうやら地獄谷に下ってしまい苦労したので。これは次の機会に。