新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

日和田山に日本カモシカ

2019年10月4日 曇り→雨

ニホンカモシカが居た。日和田山滝不動脇の岩場をヘッドランプで登っていると、左に藪のがさつく音がした。光る目だけ見えたので猫かと思って照らしてみると、日本カモシカだった。5mほどの距離でこっちを伺っていたので、驚かさないようにゆっくり登り続けたが、すぐに我に返る。ここは日和田山だった。戻って撮影しようとしたがカメラを構える前にゆっくり闇に消えていった。標高180m地点。滝不動の沢の水を飲みに来ていたのだろうか。調べてみれば隣町の飯能や少し人口の多い入間市などでも昨年目撃情報がある。通常は山岳地帯で遭遇する事が多いが生息数の増加とともに低地への進出があるようだ。

先日の日本鹿やアナグマに続き日本カモシカもこの日和田山の森には生息している。たくさんの生き物が生きられる環境であることはうれしいが、シカやイノシシが山蛭の運び屋であるのも事実なので少し複雑な気分。8年前から日和田山詣でをしてきて、キツツキ、トラツグミ、フクロウ、イノシシとは時々遭遇していたが、日本鹿、アナグマ、日本カモシカとの遭遇はここ数年のことだ。

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夏のような気温に汗が噴き出るが、さすがに10月の雨は冷たかった。晴れた月夜待ち遠しい。