新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

北海道の旅 その2 小樽・美瑛・南富良野・川湯

2023年7月14日 曇り

北海道の夜明けは早く4時前から明るくなってくる。起きてみると窓ガラスが雨に濡れていた。外に小樽港の岸が見えたIMG_4210小樽港

4:30小樽上陸。下船は同乗者とともに車に乗って何の手続きもなくフェリーから街に散ってゆく。雨は降ってはいなかった。

本日は北海道中最長ドライブの日、といっても約500km。小樽から札幌、岩見沢を抜けて美瑛、南富良野へ向かう予定

 

早朝の小樽運河、前にもツアーで来ているがどこがそうなのかわからなかった。IMG_4212小樽運河

運河と道路を隔てて出抜小路の火の見やぐら。IMG_4213出抜小路火の見やぐら

新聞屋さんが活躍する時間帯なので人が居れば同じ船から降りた人

 

美瑛のケンとメリーの木。手前はソバ畑IMG_0901

美瑛と美唄を間違えたおかげで旭川経由で美瑛に。美唄-美瑛間のみ一部高速利用。

北海道の丘陵は刈り入れ間近の小麦の濃褐色、ソバの白い花、ジャガイモの白い花、ビートの葉の緑のパッチワーク、山側の丘は牧草地と防風林や林の緑が綺麗。

 

白金の青い池、大したことは無かろうと思っていたが美しかったIMG_4214白銀青い池

静寂な池の畔はバスツアーの外国人でごった返していた。

 

さすがに「北の国から」を見ている近隣諸国の方々はいない模様で、訪れる人も今は少ない。小屋の場所は3か所に分かれていてそれぞれ距離がある。入り口側から、拾ってきた家、その奥に麓郷の森に丸太小屋と3番目の家、さらに奥に最初の家と石の家があり、数キロ離れている。

かなり痛んでいる三番目の家IMG_4220三番目の家

「3番目の家」の補修工事を行うため、ボランティアの方を募集している模様。定員になり次第締め切り。工事期間は令和5年9月26日~9月30日の13:00~16:00までで、自力でロケ地まで来れる方だそうです。

 

石の家の片隅に五郎さんの墓がたてられていた。IMG_0929五郎の墓

五郎さんの墓から眺めた石の家、他の家は森の中でやや暗く、湿り気のあるような場所だが、ここだけは明るくてそよ風の吹く丘の上IMG_0930墓から見た石の家

五郎さんは「昭和の男」と言われる。私も昭和の男だけれど、この自然の中では何にもできないのです。昭和でくくらないでください。

 

美瑛の丘は綺麗だけれど、美唄・美瑛から南富良野を抜けて摩周湖屈斜路湖の間の川湯までは至る所が広大な美瑛の丘のような畑、牧草地が広がっていて見飽きることがない。広大な畑や牧草地には所々にぽつんと木が残っていて、樹形は違うがケンとメリーの丘のような景色が所々にある。ひそかに自分たちの名前を付けてみたりして楽しんだ。

 

北海道の道には道路の速度標識が殆ど無く、上限速度が時速60kmであることが分かる。だがしかし、田舎道をそんな速度で走る車は無い。地元民は広大で遠い道のりも案外早く移動できるようだ。もちろんおまわりさんに出逢わなければ。

観光客としてはゆっくりのんびり行きたいので、常にルームミラーで後方確認をして、地元ドライバーに道を譲るわずらわしさがあるけれど。

 

川湯温泉は、大きなホテルやしゃれた高級旅館のような建物が放置されていて、営業しているのは半分ほどだろうか。それでも温泉街の真ん中を流れる湯川の遊歩道がライトアップされて、見せたくないものが闇に沈んで良い雰囲気をかろうじて保っていた。

夕飯を食べた一軒だけのすし屋によれば、数年先にはあの星野リゾートが乗り込んでくるようで、全国のお金持ちの脚光を浴びることになるようだ。

 

泉質は非常によい感じ。