新緑のこもれび

日和田山や奥武蔵、時に遠い山をあるいた足跡

矢岳、七跳山と大平山のフクジュソウ

2024年2月28日 晴れ

降雪後の秩父ならラッセルの無い楽な雪山を楽しめると思い、矢岳を思いついた。フナイド尾根を利用して、大平山から丸山の尾根で周回できる。時間があればフクジュソウも見てみたい。だが秩父の雪も侮れない。

フナイド尾根の登り口は大久保橋の少し北(鉄塔の管理道)IMG_2912

大反山からの主尾根との合流点にロープがあり、フナイド尾根は登山道ではないとの張り紙がある。(通行禁止ではなく道迷い防止用のロープと判断)ロープの先を右に行けば大反山IMG_2920

伐採地から、右端の高い山は赤岩の頭かな?IMG_2924

尾根がやせてくる。尾根上にさほど危険はないが、下りが急で雪に足場を隠されているので慎重に(木の根や石車が隠れている)IMG_2931

積雪はおおむね20cmほどIMG_2936

矢岳。最近すっかり普通の山になったIMG_2940

 

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木の間から武甲山IMG_2944

誰の足跡?夏道を知っているのか比較的沈まないルートかつ赤テープの近くを歩いているトレース。有難く利用させていただいたが、迷惑だったかもしれないIMG_2945

赤岩ノ頭、尾根から少し外れているので素通りするところだった。(立橋山は気付かず素通りした)IMG_2950

トンネルの雪道(ここを登ったところが立橋山だったらしい)IMG_2954

坊主山IMG_2960

坊主山の次のピークで一休み。気温が上がってポカポカ(-8℃→0℃)背景は七跳山、左に大平山IMG_2962

下ったコルから信越方面の白い峰が霞んで見えたIMG_2969

林道を横切り、大平山への道標IMG_2981

大平山IMG_2982

カラ沢源頭を下ってカラ沢に、雪の下からフクジュソウ。雪があって自生地エリアが分からないので沢の右岸側を高巻き。IMG_2985

雪が解けた木の根元にこじんまり。フクジュソウエリアが分からないので、踏まないように遠くから。他は殆ど雪の下なので、うかつに踏み込むと荒らしてしまう(行っていながら、なんですが) IMG_2988.jpg

ずっと下って二股の左岸に鹿柵があり、踏み跡。踏み跡は獣道程度で一部の鹿柵は谷の崩壊とともに崩れてしまっていた。(鹿柵ゲートを道しるべに考えていたのでちょっと迷う)踏み跡はザレた急斜面に着けられていて非常に悪い。滑ると谷に落ちるIMG_2997

廃林道に達して一安心、この先長い林道歩きIMG_3001

べちゃ雪になっているかと思ったが、まださらさら。赤岩の頭から先は稜線が細く両側が切れ落ちている、短いが急なアップダウンが多い。雪に隠れた木の根や石は踏み込むまでわからないので下りで時間がかかる。積雪も風の影響で吹き溜まりができ、積雪数センチから30cm位までの幅があり歩くリズムが保てない。予想外に苦しくも楽しい尾根。主稜線に辿り着いたときには2時間遅れだった。今来た道を引き返すのは気が進まず先に進む。この先は下り基調だから楽だと考えた。だが、七跳山から北東の尾根に進むと予想外に雪が深い。特に大平山の下りは深くて体力を消耗し時間短縮ができない。1469mピークを過ぎて一休み。尾根を末端まで辿り大久保橋に直接下りたい気持ちと、フクジュソウの自生地を確認したい気持ちがある。計画では大きく下って自生地を確認後登り返すのだが、時間が足りない。散々迷ってカラ沢を下る事にした。下ってみると、雪の谷は下りにくく、左岸道も崩壊著しく、はたして時間短縮になったのだろうか。

矢岳は初心者の頃行きたかった所だ。当時はインターネットや紹介記事もなく未知の山だった。行くなら白久駅から熊倉山経由で酉谷山を回って矢岳の尾根を武州中川に下る計画。今では二つの尾根共に昭文社地図にも破線表示されるほど一般登山道化してしまった。今回の山行でもたくさんのテープが付けられていて、迷いようがないほどだった。それに現在はGPSGPSアプリがあって、迷う心配はなくなって気楽に行ける場所になってしまった。

区切りをつけるために熊倉山から酉谷山も歩いてみようか

 

ログログ

駐車場(6:00)-登山口(6:12)-篠戸山(8:00)-矢岳(9:20)-赤岩ノ頭(10:10)-立橋山(10:45)-長沢背稜線(11:40)-七跳山(12:50)-大平山(13:40)-下降点(14:20)-源頭部(14:40)-登山口(16:50)-駐車場(17:30)